上から目線の心理
周りから上から目線で物を言われると「え、何様?」とカチンと来たりすることがありますが、誰かが物を言う時に上から目線になる心理は、心理というより、むしろ性格だと言ったほうがいいかもしれません。
簡単に言えば、デリカシーの無さです。
デリカシーとは他人に対しての繊細な心遣いのことですが、この心遣いができない人はモノを言う時に上から目線になって、周りにいる人の心をバッサバッサと傷つけます。
誰でも小学生の時に、先生から嫌になるほど「思いやりや優しさを大切にしましょう」みたいなことを言われたはずです。
デリカシーがなくて上から目線になってしまう人は、思いやりや優しさとはかけ離れた生き方をしています。
思いやりも優しさも、要するに他人への気遣いのことですが、他人の気持ちなんてお構いなしの人は、躊躇なく上から目線でズバズバ物を言ってきます。
しかし、相手がそういうデリカシーのない人だとしても、自分の上司や一目置いている人には意外なほど丁寧な言葉遣いをしているものです。
スネ夫がのび太には乱暴に振舞っていても、怖いジャイアンに対してはペコペコしているのと一緒ですね。
もしあなただけがそういう言葉遣いをされているとすれば、何らかの原因であなたが軽く見られている、要するにナメられているということです。
仕事ができないと思われているとか、知識で劣ると思われているとかです。
そのナメられている原因を取り除くことができれば、相手の上から目線もいつの間にか改善することがあります。
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