虚言癖の心理
人はなぜ嘘をつくのか?
虚言癖になってしまう原因はいくつかあるのですが、虚言癖の心理の裏には、今まで嘘を付いてきたことに対する成功体験が隠されています。
嘘をつく人は自分が不利になるような嘘は付きません。
当然ながら、自分が有利な状況になるように嘘を付きます。
それこそがウソの目的だと言っていいでしょう。
普通だと、嘘を付いてもそのうちにバレて反省し「嘘を付いてはいけない」と学習しますが、虚言癖のある人は、言ってみれば「嘘の名人」です。
嘘を付いても嘘を付いたことがバレなくて、これまでの人生も自分の付いたウソによってなんとか乗り越えてきたような人です。
自分のやったことで成功体験ができると、成功したことが快感になって病みつきになり、また何かあるとウソを付きます。
そのウソが成功するとまたウソを付き、そのウソが成功するとまた・・・というふうに、一度成功したことから味をしめ、何度も周りの人を欺くウソを付き続けてしまうのです。
虚言癖のある人は家庭環境が悪かったとか、学校でいじめられていて心の闇が・・とかいろいろなことが言われます。
確かにそのような人もいますが、家庭環境が悪いからといってウソを付く人ばかりではありませんし、いじめにあっていても正直な人だっています。
そのようなことが原因のこともありますが、やはり根本のところでは「ウソを付くことの味を占めてしまった」ということで、どこかでこっぴどく叱られでもしていたら、反省して虚言癖が治ることもあったかもしれませんが、大きくなるまで自分の不利な状況を全てウソで乗り越えられしまったような人は、大人になってからもウソを付き続けてしまう心理的傾向があります。
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