片思いから冷めた
片思いから冷めたというのは、夢から冷めるということです。
片思いしている時は、相手のことに夢中になり、お互いの相性や、性格の悪い部分などが見えません。
本当はつまらない男性、女性だったとしても、そのつまらない部分を見ないようにして、必死に自分だけの理想の存在を心の中で作りあげていきます。
なぜ、相手の欠点を見ないようにして、自分の心の中で片思いの相手を美化してしまうのか。
それは、見たくもない現実を知ってしまって、自分の心を傷つけたくないから。
テレビに出ているアイドルは、たとえ彼氏や彼女がいたとしても、必ず「恋人はいません」とか「恋人募集中です!」みたいなことを言いますが、それは、本当のことを言うと、ファンの心を傷つけ、夢を壊してしまうからです。
アイドルは歌ったり踊ったりしてファンを魅了しますが、ファンは歌や踊りだけに魅了されているのではありません。
アイドルの熱狂的なファンたちは、そのアイドルと付き合っていることを夢見て、自分の心の中で作り上げた、その夢の世界に魅了されます。
ただ、夢の世界というと、なにか妄想とか、空想とか悪いことのように思えますが、恋というのは、多かれ少なかれ妄想や空想を含むものです。
現実の異性への片思いから冷めたというのは、自分の夢の世界から冷めたということ。
美しい夢を見続けるのがいいか、夢の世界から冷めて、さびしい現実を見るのがいいか、どちらがいいのかは、私にはわかりません。
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