パーソナルスペース心理学
パーソナルスペースという心理学用語をご存知でしょうか。
パーソナルスペースとはそれぞれの人が持っている快適に感じる空間のことで、この空間の中に他人が入ってくると人間は本能的に不愉快に感じます。
ただ、不愉快に感じると言っても、相手にどれだけ好意を持っているかで全く不快感は異なってきて、好きな人がパーソナルスペースに入ってくれば、逆に嬉しいと感じるのはみなさんの経験からも納得いくでしょう。
パーソナルスペースは、一般に女性が広くて男性の方が狭い特徴があります。
女性の方が狭いので、ある程度知り合い同士の女性ならかなり近づきながらしゃべることがあります。
まさに、肩がふれあう距離ぐらいでも女性同士ならあまり不快になりません。
しかし、男性の場合は知り合い同士でも、女性ほどベタベタしながらは話しません。
女性同士なら近づきながら話していても「仲がいいんだろうなぁ」という感じですが、男性同士がいつも近づいて会話していたら「もしかして、そういう関係?」と疑われる可能性も否定できないでしょう。
では、これが異性との距離感ならどうなるか。
男性の方がパーソナルスペースが広くて、女性の方が狭いということは、女性は知らず知らずのうちに男性のパーソナルスペースに入り込んでることが多い、ということを意味します。
女性はパーソナルスペースが狭いので、相手にある程度近づいても違和感を感じません。
それに対して、男性のスペースは広いので、女性に接近されると半自動的にドキドキしてしまいます。
つまり、この現象を利用すれば、意図的に女性は男性の心を揺さぶれるわけで、これは恋愛するときにもとても有効なテクニック。
好きな男性に近づけば、その男性はこちらに気がなかったとしても本能的にドキドキしてしまいます。
やはり、女性の体が近づいてきてドキドキしない男性はいません。
ということは、好きな男性がいれば女性はドンドン近づいていくべきだ、ということになります。
相手の心を揺さぶらなければ、好きになってもらうことはできません。
実際に、男性に積極的に近づける女性は男性からも好かれます。
年頃の女性に近づかれて嬉しくない男性なんていませんからね!
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